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2012年 07月 28日
La Bastide de Capelongue   Bonnieux(ボニュー)
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フランス住在の友人が薦めてくれたシャンブルドット
La Bastide de Capelongue(ラ・バスティド・ドゥ・カプロング)

南仏プロヴァンス地方でリュベロン谷の眺めを満喫したいなあと言ったら
すぐに連泊の予約を入れてくれた    私は最初、ちょっとベタだなあと想像していたのだけれど、
私が希望する南仏の山あいの街へのアクセスを考えると、まあ、いいかなと思い直して少々奮発してしまった

まずはレセプション近くのセレクトショップは"Astier de Villatte"
うーーーん、雰囲気に負けて買い込んでしまった私、、、、ま、いいか、たまにはね


(但しここはバスも電車も無いのでタクシーに交渉してお値打ちに貸切るしかないけれど)
リュベロン地方自然公園内に点在する村を散策するにはぴったりな場所とクオリティ

有名過ぎて誰もが知っているエドアール・ルーベ(Edouard Loubet)氏は、
ゴーミヨガイド”2010~2011今年のシェフ”に選ばれたらしく、世界中からセレブレティがやって来るのだろう
(私は違うので申し訳なかったが)、フランスという国において「食」は「芸術」であり「人生」でありひとつのクリエイティブな世界なのだと、シェフのお料理は勿論、この空間やお部屋を堪能しながら思った

何も考えられないくらい恍惚とした時間

実際、私は何も考えなかったしお料理の写真も撮らなかった


何年振りだろうか?



小さな美しい村 Bonnieux(ボニュー)の高台にあり、ここから見下ろすボニューの村と、リュベロンの眺めは
「小さな事なんてどうだっていいじゃない」と語りかけてくれるよう…


裕福な農家を改装したこのホテルでは妙な気取りは要らない雰囲気が流れている

4つ星となればそれ相当の方々もいらっしゃるが、何よりもここは休息の場所であり、今は「バカンス」だ

朝食の後はゆったりプールでお昼寝を楽しみ、気が向いたら高台を降りてボニューのセンスの良い小さなショップやアンティークショップを覗く

ミストラルが澄んだ空気を送ってくれて、カフェで誰とでもなくぼんやりお喋りしていると一日はあっという間に終わってしまう


ホテルにかえり、シャワーを浴びても夕暮れはずっと遅くディナーが始まる8時過ぎでも明るい

きっと秋や春には素晴らしい夕焼けに染まった蜂蜜色のリュベロンが一望出来るのだろう

いつかその頃に必ず来ます、と気さくなオーナーシェフに伝えると、彼もまた日本にハーブを使用したフランス料理を広めたいのだと語っていた
何でも適当に人の話に合わすのはフランス人だけではないけれど、シェフの言葉は多分、本気だろう

私は、是非、あなたなら出来るとハグをした


敷地内に自家栽培の野菜や果物、ハーブや木の実などが豊富に栽培され、
季節の花やハーブの香りで満たされている

この敷地がどれだけあるのかは私は知らない

だが、どんな世界も一流と呼ばれそれを選抜する機関があり、「超一流」に昇格するとなると、
生活の全てをその維持や向上に費やすのは同じだ

それが楽しんでこなせ、人々を幸福にし、対価より遥かに価値のあるものだと想わせてしまう魔法の力を持っている者だけが、この空間を維持出来るのだと思った


時間の経つのを忘れしばし佇むほどの景色の中、是非、日本人の方々にもお勧めしたいホテルです







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肝心のエドアール・ルーベ氏の画像はまた後ほど…




La Bastide de Capelongue公式 H.P

by un-chat | 2012-07-28 22:19 | Voyage


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