2014年 01月 18日
ざらざら




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窓辺の匂いが無遠慮に瞼をこじ開ける
少しばかりの乱暴さをもった猫の舌の
くすぐったい感触で起きる冬、冷めたミルクの上澄み


沁み
小さな傷
鼻のてっぺんを頬を睫毛の横を
耳ののやわらかいところを薬指を
左目を髪をくちびるの上を 
6番目の背骨を腕の右を鎖骨のくぼみを
無秩序にさらって


ざらざらの熱をもつきみは薄い膜を掬いとり
そのビロードの肢体へ乳化してゆく

点で繋がった生まれたての膜が
固まるまで沸騰しつづける白さ









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by un-chat | 2014-01-18 08:12 |


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